「2015年霞探R第一戦を振り返って」
テツジです。
この度お話をいただき、一戦ごと振り返る形式のレポートを書かせていただくこととなりました。
2014年と同じように、2015年も全力でAOYを狙いにいきます。その1戦ごとの悲喜交々をご覧いただければと思います。
僕は毎年春が特に苦手です。去年の第一戦も釣れませんでした。
ですので、今年は同じ失敗をしないようにするためにも、去年なぜ釣れなかったのか、理由を考える事から始めました。
春はスポーニングを中心に考える必要がありますが、メスはブレイク辺りに浮いているからこう釣るとか、ベイトパターンで春爆だとか、雑誌や動画の溢れかえる情報を見て振り回され、難しく考え過ぎて頭でっかちになっていたのではないかと分析。ですので、今春は、シーズナルパターンは頭に入れつつも、シンプルにシャローのハードボトムでフィーディングしているバスを狙う作戦にしました。
プラをする日程も限られているので、エリアは勝手知ったるエリアに絞りました。
このエリアの代掻きが始まるのは、例年だと4/20以降のはず。代掻きが無ければ、釣って帰れる自信がありました。
一週間前のプラでは、シャローのハードボトムをスプリットショットのズル引きで良く釣れたので、これをメインすることにしました。
が、しかし。前日のプラでエリアを確認して愕然としました。
例年より早く代掻きの濁りが入っている…それでもクランクとスピナーベイトのリアクションで釣れたのですが、さらに状況が悪化して釣れなくなる事も考えて、
バックアップエリアを探すため、他のエリアを見に行きました。
代掻き濁りでベイトっ気が無く、反応も無かったエリアはパス。反応は無かったですが代掻きの影響が少なくベイトっ気があった本湖をバックアップエリアにしました。
第一戦がスタートし、本命エリアに到着。昨日よりさらに濁っているし。。。
特濃代掻きが入ったようで水がトロッとしていました。釣れなさそうと思いながらも、クランクとスピナーベイトを沈み物にわざとスタックさせ、
ハングオフで喰わせるという前日からのプランを決行!しかし釣れません。
代掻きが入っていても前日は良い感じに風が吹いていたけど、当日の朝は風が吹かず、状況が悪化していました。一番の実績場所でノーバイト。
大会開始当初は実績場所だけをランガンして移動するつもりでしたが、バックアップエリアに自信が無い為、逆に丁寧に釣りをしようと心掛けてしまい、
時間を使ってしまう悪循環に陥っていました。
本命エリアで大会時間全体の2/3を使ってしまい、ヤバい!ヤバい!と連呼しながらバックアップエリアに向かう道中、『2014年AOYへの道』の文章を思い出しました。
『プラクティスの手応えは切り捨てて、「今を釣る」』
自分で書いておきながら真逆の事をしていたことに気づいて凹み、心ここに在らずでしたが、ノーフィッシュで帰着したら、
あの丹☆竜治氏に何を言われるか分からない(というか、いろんなことを言われるに違いない)ので、
残りの時間を本湖のシャローハードボトム+風の当たるバックアップエリアに賭けました。
一番良いと思ったエリアは風が当たって良い感じだったので、しばらくここで粘ったものの、反応無し。我慢できなくなり、しびれを切らして移動してしまいました。
そして、今年もノーフィッシュのまま帰着。。。無念。
後で聞いてみると、車ですれ違って15分後にそのポイントに入った丸山さんが、ビックフィッシュ賞となるバスを釣ったとのこと。
丸山さんとはたまたま同じリグ・ルアーで釣りしていたのですが、丸山さんがビックフィッシュを釣った時は、ベイトが入っていたとの事でした。
私にはタイミングが合わなかったのですが、エリア選定は間違っていなかったことが分かった事は収穫でした。
第一戦の釣れなかった理由を改めて考察します。
水が悪いのに本命エリアに固執してしまい、見極めが悪かったということになりますが、本命エリアを早く見切っていたら釣れていたかというと、
プラの前日に反応がなかったエリアを釣れないと決め付けてしまった自分には、難しかったと思います。
自分一人では「今日はタフだった」で片付けてしまう日も、同じ条件で釣ってくるメンバーの釣果情報を報告会で確認でき、
今回は自分の思考回路にないエリア選択やパターンの追求が釣果に繋がっている、と確認できたからです。これは雑誌や動画を見るよりも遥かに自分の経験値になりますね。
しかしあのエリアのポテンシャルはハンパね~なぁ。。。
第一戦でコケてしまったので、今年のAOY獲得はかなり難しくなりましたが、第二戦も試行錯誤しつつ、全力で楽しみたいと思います。