プラクティス釣り過ぎ注意報発令!?
水無月の下流域はテツジ氏のためにあった!!

プラクティス釣り過ぎ注意!
霞探Rの猛者達は身に沁みて思い知ったことだろう。

紫色の朝焼けにたなびく霞探Rフラッグ!!今回も熱い戦いが期待できます!

道の駅潮来はお馴染みの集合場所。駐車場の一角をお借りして朝のミーティングです。

今回のエリアです。工事箇所等の説明をして注意喚起促します。トラブルは絶対厳禁ですよ!

今回のスタートコールは茅原さん。高らかにスタートコールを!!

優勝は・・・なんと!1戦目に続いてテツジ氏!!えっ、連勝って霞探Rでは初ではない!?とにかくおめでとう!!

2位はishi-k@霞探R県北支部石川氏が獲得!!息子大地と得意の場所で大爆発!!

3位はびびオヌマ氏!唯一のイチマルをウェイインした作戦がビンゴ!でも、それも実力があっての結果です!!

発表会後のワンポイントレッスン。こういうのも霞探Rらしいですね。皆さん勉強なりますね。

今回の最重要案件!!ユイってなんだ!???

今回はここまで!おつかれ!!

2017年6月4日、それは猛者達の誰もが待ち望んでいた日。霞探R第2戦その日である。
かりそめにも「めんどくせぇなぁ」などと思う者はいない。何故なら、霞探R第1戦で苦渋を飲まされた面々とすればこの日こそがリベンジの日。第1戦でスタートダッシュに成功した面々は着実な積み重ねを得てAOYレースの上位への足固めをしたい1日。そして第1戦に不幸にも都合がつかず参戦できなかった面々は自らの存在感のアピール(所謂『自己顕示欲』)と釣欲を大発散したい1日なのである。

第2戦のエリアは鰐川〜外浪逆浦〜常陸利根川。
実は昨年の同時期に開催された2016年の第2戦も同エリアでの開催だった。水辺沿いの総距離は、地図上で大体100km弱といったところか。鰐川はエリア内のストラクチャーが多様である。外浪逆浦は北利根川と鰐川の合流点であり、水の動きを意識する魚の出入りが多い。常陸利根川は岸側から少し離れると急深なブレイクがあったり、川底に大きな石が転がっていたりと、見た目以上に魚の住処となる箇所は多い。なお、全般に川幅は広く、おそらくオスマン・サンコンですら対岸に立つ人の顔の識別は困難であろう(30代半ば以上の方々にしかわからない例え、いかがなものか)。

ちなみに昨年の第2戦においては、大会当日の冷え込みと梅雨入りというウェザーコンディションの下、サイズには恵まれなかったものの、数が伸びた、という状況だった。 一方今年は、というと、前日の夜からの冷え込みはあったものの前年ほどではなく、何よりも天気は朝方こそ雲に覆われていたが、日が昇ってからは日差しが痛いほどの快晴。水辺では若干の南西の風が吹いている時間もあったことはあったが、そよ風とも呼べないぐらいの空気の流れがあった程度と、前年とは比較にならない規模の違いが生じていたのだった。

話によると、前日までのプラクティスはかなり多くの猛者達が大会エリアを訪れ、魚に触れることができていたらしい。最近の霞探Rを席巻している北村軍団御一行6名に至っては、前日プラクティスで6名全員が同じストレッチでバスをキャッチした、という話である。他にも、B-Boyウチダ氏や4月に開催されたオープン大会である「ゆずCup」で圧倒的勝利を飾った小林氏、薄曇り男もっちー氏といった面々も、プラクティスで良い感触を得ていた、という情報も。

一方、プラクティスではそこまで良い感触を得られなかったというBGNタケエ氏は、プラクティスの現場で収集した、この時期の釣り方の情報を全面信用し、もはや「地元」といっても過言ではない大山エリアで確認。地元で良い感触を得られたことから、慣れないスピニングタックルを急遽用意し、大会に臨んだのである。

この時期のバスは一般的にはアフターの状態で、回復しているか否かでコンディションだけでなくパターンも変わってくるというのが通説。今年もまた、凡そ違いはないのであろうが、2016〜2017シーズンの冬、霞ヶ浦の最低水温が例年と比べて下がりきらなかったためか、スポーニング時期のバスの行動には、例年とは若干の違いが出ているらしい。さらに、超低水位がキープされていることも手伝い、普段とはスポーニングエリアが違っているようだ。従って、例年のバスへのアプローチが通用しない、と感じる者も少なくないのである。さぁ霞探Rの猛者達は、一体どのように攻略してくるのであろうか?

結果は速報にて報じられた通り、46名中25名がこの時期の貴重なバスをキャッチしてきた。
朝10時の時点で、かなり釣れ釣れらしいという噂がまことしやかに流れたが、事実朝の早い時間に連発した者が多かったようだ。しかし、日が昇ってからの魚の反応は渋く、そこから苦戦し始めたという者も多い。ちなみに先に紹介したBGNタケエ氏は、朝のプライムタイムに2連続のバラシ。慣れないスピニングタックルで得た貴重バイトはいずれも水泡と帰し、流れてきた噂が心を砕いたのはごく自然なことだったと言える。

バスをキャッチした面々のルアーを確認してみると、ハードルアーでキャッチしたのはなんと2名のみ、他は全てソフトベイト。ダウンショットリグやネコリグ、ノーシンカーリグなどなど、ひたすらにスローにアプローチした者が釣果を得たことがわかる。編集長にっしーはクランクベイトを巻いてみると、ひたすらにキャットフィッシュが釣れた。すなわち、巻物に反応するのはキャットフィッシュのみ。バスはスローだということが分かった。要は、アフターの魚が回復途上ではあるが、現時点ではまだ魚を追い回しているわけではなく、近くにいるエビなどを捕食しながら生活をしているのだろう、ということが実によくわかる結論である。事実、2016年シーズンAOYのサキさんは、エビがたくさんいるエリアにおいてバスが何回も出入りする様子を目撃したという。

そう考えると、テトラ帯などはベイトにとっての良い住処になることは明らかであり、ロックオンしていた猛者達も多かろう。だが、ここで盲点となる大事件が発生するのである。前述の北村軍団のプラクティスが好調だった件、実はとあるテトラ帯での前日釣果だったことが発覚。つまり、前日プラクティスでの爆釣劇によりたテトラ帯からバスを全部抜いてしまったということだ。当然、他の猛者達はこの事実を知らずにこのテトラ帯でバスを狙う。結果、バスがいなくなったテトラ帯にはキャットフィッシュが押し寄せ、当日はキャットフィッシュの大爆釣。西澤Jr.氏など、真っ黒な巨大ブルヘッドキャットとの格闘にかなりの時間を奪われ、挙句らリグは破壊され、狙っていたバスは釣れずの三位一体。「今日はキャット釣り大会、、、ですよね?」と、強がるのが精一杯だったことを、世界の北村氏にお伝えしておこう。

かの小島貴氏は、かつて「プラキング」の異名を持つほどにプラクティスで釣りまくるも、大会当日になるとその影を潜めることで有名であったが、現在の活躍ぶりは皆さんもご存知の通りである。パターンを見つけるまではよいが、楽しくなっちゃってそのまま釣っては当日に支障が出る、というよい例といえる。改めて宣言しよう。プラクティス釣り過ぎ注意!よろしく!

さて、入賞者を報告しよう。

敢闘賞は、峰岸ファミリーのお父さん、英夫氏に贈られた。
何と言っても、初のリミットメイクを達成し、息子さんの釣果を超えた。まさに記念すべき大会になったのではないだろうか。そういえば昨年同時期の大会でも初ウェイインを達成して敢闘賞と3位を受賞。この季節が得意なのでしょうか。息子よ、親父の背中はでっかいだろう?

技能賞は、北村奥様!
この春に手を負傷され、第1戦への参戦が叶わなかった。そして第2戦、まだ完治していないながらも、釣りができなかった時期の鬱憤を晴らす一発!見事なカムバックを果たしたのである。そういや、北村奥様も去年の第2戦、敢闘賞を受賞されてましたなぁ。ケガをしても相性グンバツな霞探R第2戦なのである。

外道賞は、「ユイ」をキャッチしたという高杉氏!・・・「ユイ」ってなんだ?
Google先生によると、シンガーソングライターやK-POPアイドルなど、ものすごい数がヒットする。一体何なんだ!?と思っていたら、なんと「コイ」と書いたものがあまりに達筆過ぎたための奇跡。ここにまた、霞探Rの流行語がまた一つ誕生したのである。ちなみに高杉氏、バスもしっかり2本をキャッチ。さすが。

ビッグフィッシュ賞は、キハチロー氏がキャッチした47cmに贈られた!
朝一早々にジグヘッドリグで2本のバスをキャッチし、気分よくでっかい魚を探しに冒険!この春にリリースされたGETNETの新作スイムベイト、ブリキンスイマーを投げていたところ、ルアーの後ろから黒い影がついてきてパクッと。なんとそれが47cm!!合計4本をキャッチしたキハチロー氏、4本の合計で166cmと、1日の合計レングスでも他の猛者達を圧倒し、気持ちよくビッグフィッシュ賞を獲得した。

さて、それでは釣果があった猛者達全てに平等に勝利の権利が与えられる、ミステリーレングスによる順位決定結果を確認していくことにしよう。

第3位はびびオヌマ氏!!
ご本人、なかなか苦戦されたようだが、ネコリグやダウンショットリグを駆使してトータル3本をキャッチ!!内、1本はローリー西澤氏のお株を奪う19cmと、今大会唯一のイチマルをキャッチし、このおかげで第3位を獲得した。財務大臣ナカムラ氏が同行し、びびオヌマ氏がエリアチョイスをしたそうだが、ナカムラ氏がGOODサイズをキャッチしており、かなり水辺へ通っている様子もうかがえるのである。

第2位はishi-k@霞探R県北支部石川氏!!
いつもの場所でいつもの通り陣取って、息子大地と「マイゲーム」開始。先に大地が1本キャッチした後、ノーシンカーで一本キャッチ。そしてティムコのミナモトゴローを護岸際のシェードに投げたところ、バイトがあったものの、残念ながらバラし。これを確保するため、一口サイズのスモールクランクに変えたところ、2匹目キャッチに成功した。53PickUp!におけるフリマの売り上げの御礼と、フリマへの釣り具のご提供を猛者たちへ協力を依頼されていたが、ぜひぜひ皆さんご協力を。

そして栄えある優勝は、なんと第1戦目の優勝者であるテツジ氏!!
HPシャッドテール2.5のダウンショットリグを一日使い続け、4本のバスをキャッチ!!2014年のAOYレースを制した実力は伊達ではなく、39cm、37cm、41cm、42cmとグッドコンディションを順調に重ねていった様子がうかがえる。それはすなわち、大会時間を通して時合に当てに行ったのではなく、時間内のバスの動きをつかみに行ったからこその釣果といえる。ここに、2017年6月4日の霞ヶ浦水系下流域のバス攻略は完結したのである。

霞探Rに参戦するほど、年齢性別に関係なく全員が日々成長していることが手に取れる。ただ楽しいだけでなく、霞探Rが担うバスフィッシング、環境保全への教育、はたまたこれらと向き合うことによる人格育成への役割は、ここへきて大きく果たされようとしている。編集長ニッシーは楽しみである。すでに霞ヶ浦水系で大きく名を馳せている霞探Rが、これから先霞ヶ浦水系を背負って立つ団体への成長し、一人一人が自覚を持つ姿がごく近い将来の姿として目に浮かぶのである。これからも、頑張ろう。

(レポート:ニッシー西嶋)

※今大会、以下の協賛各社、協力各社にサポートいただきました。まことにありがとうございました。

<ご協賛(順不同、敬称略)>
オーナーばり
東亜ストリング株式会社(レグロンライン)
開発クランク
カハラジャパン株式会社
DUO
株式会社スミス
セルフィッシュ
プロズファクトリー
株式会社サンライン
株式会社ラッキークラフト
霞Design
GETNET
メガネのスエナガ
エバーグリーンインターナショナル
オフィスZPI
HIDEUP
ima
Zファクトリー
Boreas
NORIES
Mibro
O.S.P
Molix
NORTH FORK COMPOSITE
NEKO VISION
DRANCKRAZY
DRT(DIVISION RABEL TACKLES)
冒険用品
design KONI
YTフュージョン
BASSFIELD
Sedition
驀進ルアーデザインズ
TIEMCO
Black maria

<ご協力(順不同、敬称略)>
ANGLERS PLAZA 岸波
プロショップ・ケイズ
プロショップ ランカーズ
ビジネスホテルトキワ

<特別協賛(敬称略)>
吉田 幸二
蛯原 英夫
伊佐部マッシュルーム組合(0299-79-2216)
神永さんちのトマト