「ウチダストレッチ」ってどこだ!?
霞探R史に最多釣果記録が刻まれる!!

お馴染みの朝のミーティング準備。参加賞も霞探Rは面白いんです!!

今回は集合場所が初めてのところ。朝のミーティングで説明がありました。迷うなよー!!

今回のお試し参加の松本さん。いらっしゃいませ!

スタートコールはゆずカップ小林氏!なんかポーズがカッコイイぞ!!

今回の集合場所である稲敷市の桜川地区センター。まだ新しくきれいな施設でした。お勧めっすね!

優勝はNEKO VISION田口氏!!初の栄冠を黄色いTシャツが引き立てます!!

2位はBプロ飯島氏。あのストレッチに響き渡る雄たけびは忘れられませんw

3位の小林氏。スタートコールから今日は来てると思ってました。お見事です!!

2018年第2戦はこれにて終了。真夏の第3戦でまた!!

萌える蒼 梅雨の曇りと 霞探R
梅雨曇りの水郷エリアで6月10日、霞探R第2戦の火蓋が切られた。6月10日とは、あの徳川光圀の誕生日。黄門様よろしく、水郷エリア漫遊が繰り広げられたのである。

霞ヶ浦が梅雨入りしたのは6月6日。平年より2日早いそうだが、「たった2日?」という感覚を禁じ得ない。しかし、実際はそんなもので、昨年の梅雨入りも6月7日だったそうだ。

梅雨シーズンのバスフィッシング。貴方はどの様なイメージをお持ちだろうか?一般的にはおそらく、アフター回復、適水温、トップウォーター、シャロー、バホバホ、テナガ食いetcと、様々な方程式が成立するという、 マイナス要素なぞ全く思いつかない方々が多かろう。故に、現地でのプラクティスが無念にもできなかった様な猛者たちも、それぞれの妄想プラにおいては「シャローにノーシンカー投げときゃマチガイナイでしょ!? しかも流入河川があるし!?」なんて思いながら第2戦当日を迎えていたに違いないのである。

プラクティスを入念に行っていた面々も、かなりの良い感触を得ていたようだ。前週、プラクティスで8本キャッチ!などという話も耳にした。 阿見町在住のT氏より「薄曇りで有名なM氏が、『今回のエリアならボーズは有り得ないっすね!』って豪語してたっす!」などというタレコミが、大会前に編集長の元にもたらされていた。

しかし、不安要素がなかったわけでもない。前週は入梅前。ピーカンでのプラクティスが、梅雨入りして晴れ間が恋しい空模様の一日券が発行されたとき、どの程度役に立つのかということ。 すなわち、プラクティスの結果から釣れた場所を回るのか、プラクティスの結果からバスの場所を推測して探すのか、それともプラクティスの結果は捨ててZEROからバスを探すのか。 猛者たちのタクティスが問われる一戦となったのである。あぁ、あと人の情報を頼りに、「釣れそうな人についていく作戦」もリッパな戦略である。

ちなみに編集長ニッシー西嶋は、前日の土曜日、霞ヶ浦本湖の某エリア(大会エリア外)にて、テナガエビ釣りに興じるナイスガイ達を取材。 例年より早い時期であるというのに、テナガエビの大爆釣を目撃した。すでにテナガエビがメインベイトになっているであろうことを確信。水中はテナガ祭が始まっているのである。

前日は気温30℃。俗に言うぴーかんベタ凪というヤツである。それが大会当日は最高気温が20℃と、落差の激しい天気。ジェットコースターのような、というのは実に安っぽい形容なのかもしれないが、 それほどまでに梅雨前線を刺激する台風5号の影響というのは大きかったと言える。北東の風がもたらしたのは、霞ヶ浦本湖のダメージと梅雨寒の大会当日。エビを食っていたシャローのバス達は、エビと共に去りぬ。 霞ヶ浦南岸のトレジャーハントは、こうして始まったのである。

今大会、とある200メートルほどのエリアにFootlight、すなわち脚光が当たった。数多くの猛者たちの口から発せられたキーワードは、「ウチダストレッチ」。 やたらと釣れるらしいぞ、と。エリアそのものにバスが多く付いているらしく、とにかく釣れるのだという。北浦エリアで有名になった「パラダイス」以来、久しぶりにエリア自体の話題が沸騰したが、 その火付け役は紛れもなく「校長先生」と呼ばれた、HPシャッドテールの伝説のダウンショッター、ウチダ氏である。

昨年、今回と同エリア開催だった霞探R第3戦。ウチダ氏のキャッチ数は凄まじく、途中で数えるのをやめた、という話だったが、まー、今年も乱獲街道一本道。 しかし、「ウチダストレッチ」があまりにも有名になりすぎて、ご本人がエリアに入れなかった、という涙ぐましい話も。そういえば、昨年のレポートでもこのエリアについて報じていた。 「ノンちゃんストレッチ」。どちらの名前がよろしゅうおす?

結論から言おう。まー釣れた。前述した不安要素を記載した編集長がバカだったみたいに釣れた。参戦した猛者53名のうち、45名がウェイイン。 ウェイイン率はなんと85%に達したのである。過去の記録をザッと見てみたが、少なくとも霞探R史上最高のウェイイン率となった事は言うまでもない。 単純に思えることは、天気の変化や気温の落差は、水郷エリアの水路や流入河川においては大きな影響をを及ぼすことはなかった、ということなのだろうか。 霞ヶ浦のトッププロであるMAC松村氏は、「全くわからなかった」と、難解なコンディションであった旨を吐露したのである。つまり、バスのポジションは明らかにして変わっていたということか。 だからこそ、小規模な流入河川や水路だとそもそものバスの動きの幅が大きくなかった、ということか。はたまた、そもそもバス動けるバスと動けないバスがいて、動けないバスがその場に止まらざるを得ず、 そいつらが口を使った、ということか。まーわかりましぇん。

とはいえ、6本とか8本とかバスをキャッチしてしまうような猛者たちは、やはりバスの動きやクセを確実にとらえていたという事だろう。 キハチロー氏などは、ただ8本キャッチしただけではなく、ルアーも4種類を使い分けてのキャッチに至っている。即ち、「これで釣れたのなら、このやり方でも釣れるはず」という、 まさにパターンフィッシングをロジックに置き換えての攻略である。もう、流石としか言えないだろう。

今大会、編集長がどうしても伝えたい釣りをしてきたのは、他に2名。この日のウェザーコンディションやバスの状態で、それをやったか!?と、驚きを隠せない釣果を残してきた面々である。

1人目は、水路エリアで42cmを含む3本をキャッチした、今年のWBSトーナメントのBプロ参戦中の飯島氏である。この42cm、なんとバズベイト・ボルケーノグリッパーに口を使わせたのだ。 キャッチしたときの飯島氏は、500メートル先にいた”口パク”根本氏にも聞こえる程の咆哮を上げたという。それは当然、このコンディション下でデカいバスに口を使わせる方法を考え、バズベイトという選択肢に辿りついた挙句、 それが大成功となったのだから。霞探Rの猛者たちもこのチョイスには脱帽であった。第1戦と同様に、バスの動きを見事に読み切ってのタクティスは、皆からの敬服の念を一身に集めていた。

もう1名、かつて、「クリスタルSの魔術師」と呼ばれた丸山氏である。この方が選んだエリアがすごい。北東の風が吹き付ける霞ヶ浦本湖。 53名の猛者たちのうち、52名は少なくとも排除したはずだが、この方だけは風表にチャレンジし、HPシャッドテールでキャッチしたバスは47cm!!見事にビッグフィッシュ賞となる本湖クオリティのバスをキャッチしたのだ。 強くてデカいバスは多少の苦境エリアでも動け、厳しい状況下でもベイトを追うのだ。そしてそれを証明した丸山氏の狙い、行動力、信念は、これだけのウェイイン率を誇った大会とは言え、 誰一人異論を挟むことは出来ないほど、圧倒的なビッグフィッシュ賞だったのである。

今大会、前述の通り皆が釣れ、数多くの面々が入賞の權利を手にしたものの、入賞者の数は決まっていることから、入賞確率が実に低い大会となった事からも、霞探R初制覇となった田口氏や、 霞探Rでの初ウェイインを果した水柿氏、霞探R で“初リミットメイクでございバス”で3位入賞となった小林氏など数多くの話題をもたらした大会となったことは間違いない。 ウェイイン率自体が霞探Rの歴史に記録として刻まれた事も実に大きな出来事であったと言える。記録にも記憶にも残る大会だった。次戦となる霞探R第3戦ではどのような記録が生まれるのか、皆で楽しみにしておこう。

さて、今回の報告会は稲敷市の桜川地区センターで開催された。MAC松村氏が探してくれたのだが、50人規模の大会報告会が開催できた施設、駐車場も申し分なく、これだけキレイな施設が使えると、 早朝からの疲れにも実に助かるのである。施設御利用をご希望の方は、稲敷市の桜川地区センターへお問合せいただきたい。

(レポート:ニッシー西嶋)

※今大会、以下の協賛各社、協力各社にサポートいただきました。まことにありがとうございました。

<ご協賛(順不同、敬称略)>
オーナーばり
東亜ストリング株式会社(レグロンライン)
開発クランク
カハラジャパン株式会社
DUO
株式会社スミス
セルフィッシュ
プロズファクトリー
株式会社ラッキークラフト
株式会社サンライン
霞Design
GETNET
メガネのスエナガ
エバーグリーンインターナショナル
TIEMCO
HIDEUP
驀進ルアーデザインズ
Zファクトリー
Boreas
NORIES
Black maria
O.S.P
Molix
NORTH FORK COMPOSITE
NEKO VISION
DRANCKRAZY
DRT(DIVISION RABEL TACKLES)
冒険用品
design KONI
+ROOMS'
BASSFIELD
Sedition
オフィスユーカリ
フラッシュユニオン
ピュアフィッシングジャパン

<ご協力(順不同、敬称略)>
ANGLERS PLAZA 岸波
プロショップ・ケイズ
プロショップ ランカーズ
ビジネスホテルトキワ

<特別協賛(敬称略)>
霞探Rフリマ部