夏の霞ヶ浦はHot, Hot!!
ハイパーオマタソフトが灼熱の霞ヶ浦の勝利をもたらす!!

真夏の第3戦がやってまいりました。既に暑いです!

熱さでは霞探Rメンバーも負けていない!?

今回のお試し参加の富島さん。いらっしゃいませ!

朝のミーティングでWBS第2戦で優勝を飾った飯島氏より報告があり、メンバーより激励の拍手が送られました。

スタートコールは上原奥様。さあ、始まりますよ!

優勝はインパク高橋氏が初の受賞!!ついに来たインパク氏!安定度抜群の釣技が優勝を引き寄せました!

2位はサイトマスター フジサク氏!初の2位入賞!怪我を乗り越えての受賞となりました。

3位の荒川氏。昨年のうっ憤を晴らす爆釣!カスタムバズがドンピシャにはまりました。お見事!

ビックフィッシュ賞は上原奥様が獲得。真夏の49cm!!でかい!!

敢闘賞は佐藤舞祐に!!霞探メンバー感涙の受賞!!お父さんさんうるうる状態でした!

2018年第2戦はこれにて終了。真夏の第3戦でまた!!

霞ヶ浦は川である。
おいおいあの編集長、霞探Rでノーフィッシュくらって頭おかしくなったぞ。そう思っていただいて全く構わない。

これはある意味事実ではないが、ある意味で真実である。桜川を本流とし、備前川、花室川、清明川、新川、境川、一ノ瀬川までが流れ込む西側の流れと、恋瀬川を本流とし、山王川、園部川、鎌田川、梶無川、菱木川、城下川が流れ込む東側の流れ。 他にも今回のエリア外とはなるが、小野川、新利根川、野田奈川などもある。これらの合流点が、霞ヶ浦であり、北利根川から外浪逆浦、常陸利根川を経由して利根川から海に流れ出ている。 故に霞ヶ浦は、最も単純化して説明すると、いくつかの川の合流点でしかない。

(河川法によると、西浦、北浦、北利根川、鰐川、外浪逆浦、常陸川を総称して「常陸利根川」としており、利根川の支流扱いなのだそうだ)

そう考えたとき、もしかすると霞探Rの猛者達は今回の結果とは違う戦略を取った面々もいるのかも知れない。

冒頭から「霞ヶ浦は川」という説明の解説から入ったことには、当然ワケがある。今回の灼熱の霞ヶ浦、選手たる霞探Rの猛者達には、涼と水分補給が不可欠であった。 命あってのバスフィッシング、体調を崩しては元も子もないのである。

一方、バスにとっても命は大事。故に30℃に達する水温は耐えられるはずもなく、少しでも涼を得られ、かつベイトが豊富、さらに酸素濃度という生命維持に不可欠なファクターが兼ね備わるエリアこそが、 バスにとっての冷房完備高性能住宅であると言える。

すなわち、霞ヶ浦を幅の大きな川と見るならば、その中でどのポイントがカレントによる水温の低いポイントか。 どのポイントが水の循環により酸素濃度が高いのか。そしてどのポイントにベイトが供給されるのか。これは霞ヶ浦に限らず、バスフィッシャーとして持つべき知識なのだろう。 霞ヶ浦が川である真実を理解し、今回の釣果エリアマップを改めて見ると、実におもしろい。

余談だが、拙編集長はかつて某バスプロが某誌で語っていたことを思い出した。 「リッククランやケヴィンヴァンダムは、霞ヶ浦の全体図をチョロッと見て、『あー、釣れるのはこことあそこね』とかサラッと言って、実際にサラッと釣ってしまうんだろうと思いますよ」と。 15年ぐらい前の記事だったはずだが、今更ながら妙に納得感がある。

しかし、まー暑かった。風は吹いたが、地表は熱せられたフライパンの如し。その上を吹き抜ける熱風は、湿気を帯びた空気とともに身体にまとわりつき、霞探Rの猛者達の集中力と体力を削ぎ落としにかかった。 焼け付く日差しは肌に突き刺さった。それでもなお、釣果を夢見る猛者達は、水分補給を欠かさず、それでもバスとの出会いを求めてロッドという名のタクトを振り続けたのである。

いつからか「校長」と呼ばれるようになったウチダ氏も当然その1人である。念入りなプラクティスを敢行し、第3戦当日にはすでに日焼けで真っ黒になったその可愛い顔は、数々の霞探Rの猛者達が教えを請いたくなるものだった。 皆がウチダ校長からバスを釣るためのコツを教示願うと、その金言は常にブレることなく、「HPシャッドテールのダウンショットをカーブフォール」と。

しかし残念なことに、ウチダ校長には悩みがある。「ウチダ式」とも言える「HPシャッドテールのダウンショットをカーブフォール」を受け継いでくれる後身がなかなか現れないことだ。 数々の猛者達に与えたメソッドは、なかなか免許皆伝されず。今度、貴方もウチダ校長に教えを請うと良いだろう。ウチダ校長は優しく教えてくれるだろう、「HPシャッドテールのダウンショットをカーブフォール」と。

ベイトは何がメインだったんですかね?拙編集長はザリガニと予想していたのだが、それらしい姿はあまり見かけなかった。 小林氏はテナガエビを7本キャッチした、という独自路線の報告をされていたが、エサ釣りだったとすると、この数が多いのか少ないのかで言うならば、This is 微妙(んズガーン)。 巻物で釣ってきた面々もそれほどいないことから、小魚と断言もできない。謎として残ったこの命題、貴方はどう分析しますか?

今回の霞探R第3戦、失礼ながら正直に申し上げて、予想を上回る釣果だった。2015年の第3戦が、今回のエリアの一部で開催されたのだが、今大会はその時の釣果を大幅に凌駕する47名中32名のバスとの出会い。 36℃もの焦熱地獄のような霞ヶ浦との勝負に打ち克ち、己の大願を成就させたのである。

中でも佐藤舞祐ちゃんのリミットメイクは、パパのサトタクさんの喜びひとしおっぷりは語るに及ばず、舞祐ちゃんの報告会での父親の誇らしげな表情は実に思い出深い。 WBSにBプロ参戦している住吉社長は、舞祐ちゃんのリミットメイクの現場に立ち合ったそうで、その現場で涙を流さずにはいられない、実に感動的な場面だったというコメントを残している。 舞祐ちゃんの敢闘賞受賞は、全会一致文句なしの受賞となったのである。

技能賞には、前述のウチダ校長が選出。やはり釣れる場所のチョイスは正しく、極めつけはやはり「HPシャッドテールのダウンショットをカーブフォール」。 結果的にカーブフォールの効果を体感できた人が他にいなかったことは残念だが、ウチダ校長のおかげでバスをキャッチできた面々が数多いことを評価され、堂々の受賞となった。

ビッグフィッシュ賞はナイスな49cmをキャッチした上原奥様である。朝のスタートコールという重責を美しくやってのけた後に出会えた49cmは、自己記録更新となるサイズだったとのこと。 旦那様の釣果に視線が集まりがちだが、今大会は見事に大輪の花を咲かせることに成功したのである。しかし49cm、でっかいですなぁ。

外道賞は、ビューティフルカープ、すなわちかつて「ユイ」と呼ばれたあの魚、巷では外来魚であることを忘れかけられ、日本全国に生息。 春以降のシャローの王者、つぶらなおメメのあの魚、そう、言わずと知れた「コイ」をキャッチした「口パク」根本氏に送られた。文章内容が薄っぺらいですか?いやいや、しょうがない。 だって、あまり説明もなかったんですもの。しかし、写真は実に美しく、霞探Rの猛者達にも是非見習っていただきたい。

第3位入賞は荒川氏!今や懐かしのデルタバズを巻いてバスをキャッチする他、合計で3本のバスをキャッチするという、まさにウデを見せつけての入賞である。デルタバズ、いいじゃないですかー! 昨年は仕事の都合などで霞探Rへの参戦が叶わなかったが、今年は満を持しての復帰。いよいよ荒川氏の本領が発揮され始めた。これから大暴れである。

第2位は、サイトの達人フジサク氏である!実は数ヶ月前、脚に手術まで必要なケガをしてしまい、本大会がバスフィッシングの復帰戦だったとのこと。 まずはウチダ校長から金言をもらうだけもらってサクッと1本キャッチした後、伝家の宝刀サイトフィッシングにて2本のバスを追加!実にフジサク氏らしいバスとの向き合い方だなぁと、心から思うのである。

そして霞探R第3戦、映えある優勝を勝ち取ったのは、高橋インパク氏!とうとうこの男が、キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!2本の40cmUPを含む3本のバスをキャッチしたそのウェポンは、ハイパーオマタソフト! 霞デザインのBossである狩野さんへ、素晴らしい報告となった。今大会の圧倒的な釣果にピーヤピーヤし、技能賞もウチダ氏と同時受賞、且つ優勝まで掻っ攫っていった最強にモッテル一日。2018年8月5日は「インパクの日」だったのである。

さて、霞探R第3戦の公式イベントはこれで終了となったが、霞探Rでは西日本豪雨災害への義援金を猛者達に募り、沢山の猛者達の気持ちが集まった。 同じ日本の地で、2011年にいただいた気持ちを、今度は我々が返すのだ、という強い気持ちである。この気持ちは、然るべき機関を通じて被災地域へ確実にお届けする予定である。

なお、まだまだ暑い日が続く。ちょうど今は夏休みシーズンである。ご家族でアウトドアの遊びに興じる面々も多かろうと思う。 くれぐれも、脱水症状、熱中症には気をつけて、水分補給を忘れずに、健康、安全第一でお願いしたい。もちろん、ゴミは持ち帰りましょう。

(レポート:ニッシー西嶋)

※今大会、以下の協賛各社、協力各社にサポートいただきました。まことにありがとうございました。

<ご協賛(順不同、敬称略)>
オーナーばり
東亜ストリング株式会社(レグロンライン)
開発クランク
カハラジャパン株式会社
DUO
株式会社スミス
セルフィッシュ
プロズファクトリー
株式会社ラッキークラフト
株式会社サンライン
霞Design
GETNET
メガネのスエナガ
エバーグリーンインターナショナル
TIEMCO
HIDEUP
驀進ルアーデザインズ
Zファクトリー
Boreas
NORIES
Black maria
O.S.P
Molix
NORTH FORK COMPOSITE
NEKO VISION
DRANCKRAZY
DRT(DIVISION RABEL TACKLES)
冒険用品
design KONI
+ROOMS'
BASSFIELD
Sedition
オフィスユーカリ
フラッシュユニオン
ピュアフィッシングジャパン

<ご協力(順不同、敬称略)>
ANGLERS PLAZA 岸波
プロショップ・ケイズ
プロショップ ランカーズ
ビジネスホテルトキワ

<特別協賛(敬称略)>
吉田 幸二