第4戦のエリアは、ザ・霞本湖!

プラでは、ほとんどの風向きに対応出来る、和田と東浦と土浦を見て回りました。 第4戦が近づくにつれて、当日が台風接近の予報となったので、風向きを考えて、和田→小高干拓テトラ→東浦の良い所をランガンしようと決めました。

最終戦を前に、KFG松村さんとの差は9cmで私が暫定トップ。追われる立場のプレッシャーというのは正直無くて、あくまで40cmUPを2本揃える作戦。私がベストを尽くしても、それ以上に松村さんが釣ってきて逆転されたなら、 それはただ 松村さんの方が釣ったという事なので、納得出来る精神状態でした。

スタート直後に、和田岬の要所を撃って認識。全然生命感が無い・・・今日はかなりムズい・・・ 

小高テトラか東浦のどちらか片方を、丁寧にやり切らないと釣れないと思いました。

最後まで悩みましたが、東浦が気になった時点で小高テトラは丁寧にやり切れないと思い、東浦に行くことを決めました。 東浦に決めた理由には、同じく台風接近中の2014年の最終戦で、ドラマチックな大逆転を演じた経験もありました。そう!うん●を踏んだら40cmUPが釣れちゃうアレです!

というのは前振りで、本当にこの時期の東浦には、釣れる要素があると思っています。が、到着するなり感じたのは、ビックリするほど生命感が無い。自信のあるポイントをかなり丁寧に釣りましたが、アタリすらない・・・

やっちまったか?と思い、小高テトラが気になりましたが、移動時間を考えると、リグが水中に入ってる時間が長い方が、釣れる確率が高いと思ってしまい、東浦をランガンしました。

12時を回ったころ、湖岸沿いを運転していたら、偶然松村さんの車が前から来ました。AOY争いをしているので、釣れた釣れないという会話はしない前提で、すれ違いざま、お互い車のガラスを下げて顔を見合わせた時、 何も言葉は交わさなかったけど、松村さんも釣れていないのが分かりました。それは、全力を出し切ってもバスが釣れなかった者同士だから、表情を見て感じとれました。そしてお互い無言で頷き、 一言も会話せず逆方向に車を走らせました。

その後時間ギリギリまで粘りましたが、私の第4戦はノーバイト ノーフィッシュで終了しました。

~結果~
報告会を聞いて、第4戦の状況で釣るには、やっぱり風裏+ベイト+エリア選択が重要でした。 風裏+エビ=小高テトラが良いのは分かっていたけど、分かっていたのと、分かっているから信じてやり切るのとは雲泥の差があります。

タフコンになればなるほど、自分のコンフィデンスのある釣りとエリアをやり切ることが重要だということを、私の師匠達、上原夫婦・北村夫婦が体現してくれました。

AOYレースの結果は、第1~3戦の貯金が効いて、ギリギリなんとか逃げ切る事が出来ました。喜八郎さんの追い上げには本当に焦りました。

報告会では、完全燃焼した疲れと、ノーフィッシュの悔しさもあり、リアクションが薄かったですが、帰りの道中でAOYを獲った喜びがジワジワきました。

「AOYへの道」というタイトルは、本当に意味深く、感慨深いです。

2014年にAOYを獲ってから、2年間の暗黒時代がありましたが、上原氏・北村氏から釣りを教わることで、「軸を持った釣り」の強さを知り、今までの自分の釣りを見直し、 ひとつの釣り方にコンフィデンスを持てるまで練習した過程が、私のAOYへの道となりました。

良い師匠との出会いに、本当に感謝です。

~後書き~
霞探Rは年間4戦、毎回違うエリアで行い、全員が同じ日に同じエリアで釣りをします。人それぞれ霞探Rの楽しみ方があり、好条件も悪条件も皆に平等です。

その中で私は、年間レングスを競うAOYを獲得する事に魅力を感じ、2018年もAOY争いに絡みたいと思っています。


<前へ