「2015年に意識したこと」
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?テツジです。
今年の霞探Rも全戦終了しましたね。
最終戦の状況と釣り方はニッシー編集長が詳しく解説してくれたし、私は釣れてねーし、何を書こうかなと・・・
今年の霞探Rは全力で挑んだ結果、惨敗したので、言い訳をする気は一切ありません。
ただそれではコラムにならないので、今回はプライベート釣行の事を少し書きたいと思います。
去年のAOY獲得後、私は釣りの引き出しを増やす為に、マキマキと呼ばれる横方向の釣りの練習を始めました。
霞探Rの連覇を狙う為には、今まで釣れなかった魚を釣れるようになる必要があると思ったからです。
ブレイクを根掛からずにスイミングもズル引きもしたいので、リグはスイミングジグを選びました。
去年の秋から一年間、プライベート釣行の半分以上の時間をスイミングジグの練習にあてる事で、スイミングジグの出し所が少しずつ分かってきて釣果も出るようになりました。
しかし巻きが上達したら、今度は今まで得意だったライトリグが下手になってしまいました。
原因は巻きのリズムに体が慣れてしまって、知らず知らずのうちにライトリグのリズムが早くなってしまったからだと思っています。
自分の得意な部分は残して、不得意な部分を伸ばしたいと始めた練習が、不得意な部分が上達した一方、得意だった部分が退化してしまっては本末転倒です。
ライトリグも巻きも撃ちもトップも釣れるリズムが各々あって、そしてバスの状況によって適したアクションのスピードがあって、スローだったり、
ステイじゃないと喰わない時があって、リアクションが効く時があって・・・と、釣れている時は自然とその「間」がとれているのかなと。
ライトリグ・巻・撃ち・トップという各々違うリズムの釣りを、高次元でこなすオールラウンダーと称される人は本当に凄いなと実感しています。
私は霞探RのAOY獲得の翌年を過去2度ともコケているので、継続して結果を残すのは本当に難しいことだと思っています。
嫁がタフコンにもかかわらず、2013年AOY、2014年2位の平塚さんは真の実力者だとつくづく感じた一年でした。
続いて今年活躍したルアーを紹介したいと思います。
今年途中からアイマのUSバズを導入しました。
今まで使っていたバズベイトは、キロアップが暴れるとワイヤーが変形してしまい、泳ぎのバランスを崩してしまうので、変形したら直しながら使っていました。
USバズはキロアップが釣れてもワイヤーが変形せず、バランス良く泳いでくれます。
またフックポイントに加工がしてあって強く鋭いので、フックポイントが鈍って買い替える、という必要がないのも嬉しいです。
ヘビーデューティー仕様のおかげで、ワイヤーベイトは消耗品という固定観念が変わりました。来シーズンは白スカートも買って、バズベイトはUSバズだけでいこうと、思っています。
最後に最終戦で頂いたドランクレイジー(酔狂)のJUNGLERのインプレを。
このロッドでのハードルアーの使用感を、最終戦で丹☆竜治氏が解説されていたのを聴いて、私はオフセットフックによるマキマキで使用したいと思いました。
あくまで私の中だけの経験ですが、マキマキのアタリは、いきなりひったくる場合と、コツコツアタリはあるけど、そこで合わせてしまうとノラない場合があります。
コツコツアタリを確実なフッキングに持ち込むには、スイミングさせながら吸い込むまで違和感無く咥えさせたままにさせるソフトティップと、口の中に入ったのを感じる感度と、
オフセットフックを貫通させるバットパワーが必要です。感度が良すぎると、人間側もすぐにフッキングしたくなるし、バスも違和感を感じてワームを放してしまうので、
JUNGLERの柔軟なティップとベリーぐらいが丁度良く、そして吸い込んで反転してからフッキングするぐらいがベストです。
グラスコンポジットなのに感度があるJUNGLERなら、吸い込んだ感覚まで感じ取れますし、バットパワーもシッカリあるので、フッキングもバッチリ決めることができます。
ハードルアーの巻物だけでなく、オフセットフックを使用したワームのスイミングにも対応するJUNGLERは、制作者の意図した通り、
ムービングバーサタイルを実感できる六度に仕上がっていると思います。