2017年霞探Rに参加された皆様、お疲れ様でした。
とりわけスタッフの皆様、2017年も楽しい霞探Rの運営を、ありがとうございました。

報告会でも話した通り、2014年にAOYを獲った後、2015年はさらなるレベルアップの為に、プロのガイドを受けたり、亀山ダム的な釣りや琵琶湖的な釣りを試したり、といろいろな釣り方にチャレンジしました。 しかし結果としては、いろいろ手を広げ過ぎて、広く浅くになってしまい、軸となる自分の釣り方を見失ってしまい、調子を崩す結果となりました。

2016年の第1戦でボウスをくらって、結局のところ霞水系の陸っぱりには、霞水系の陸っぱりの釣り方がある事を悟りました。そこで、常に結果を出し続けるダウンショットの達人・上原氏と、スモラバの達人・北村氏に教えを乞いました。

第4戦後の限られた釣行時間は、2017年の霞探Rに向けて、真冬でもシャローカバーを探してスモラバで提灯釣り、早春のミノーゲームのタイミングでも黙々とダウンショットを撃ち続けました。 おおよそ旬の釣りを度外視して、2人の達人から教わった釣法を、自分の武器へと昇華出来るように、黙々と練習しました。

その過程で学んだことは大きく2つ。これらの理解が改めて深まったことは、実に大きな収穫でした。

・「フィネス」とは、丁寧にルアーを操作する事であり、リグやルアーの大小・重い軽いでは無いということ
・ライトリグを使えば釣れる訳ではなく、バスの居場所を絞り込んでいるからライトリグが有効であること

第1戦を前に、今年は、練習したダウンショットとスモラバに、得意のノーシンカーを加えた3種を軸に、状況次第でスピーナーベイトを投入していくという、「俺の釣り」の確立を決意。一方で、フックとラインも見直しました。

フックはタックルの中で唯一バスとコンタクトしているアイテムです。 確実に掛けてバラさないようにするには、自分のフッキングの仕方に合ったフック形状が必要と考え、いろいろ試して現時点で「これだ!」と言うフックを見つけました。

スピニングによるダウンショットのラインは、絶対にラインブレイクさせたくないという思いから、5LBを使用しています。 4LBよりも当然ラインプレッシャーはかかるので、5LBを使用するからには、ラインプレッシャーを極力かけないアプローチを練習しました。

そして第1戦。 超苦手な4月の北浦。前日にプラはしたけども、ワカサギorシラウオパターンなのか、スポーニングのどの段階なのか、どこにいるのか、全くバスの動きが掴めませんでした。 しかも第1戦の前日プラで会った中村財務大臣から、ウィンディサイドの波がザブザブの護岸で、ハードルアーで釣ったと景気の良い話を聞いたので、 「ビックミノーでシャロードリームか!?」と、私の心は揺れ揺れ・・・初戦でいきなり「俺の釣り」の決意がブレ始める大ピンチ!ビックミノーゲームに手を出しそうになりましたが、 これでは今までの繰り返しになってしまうと思い、「俺の釣り」で、釣れる魚を釣ろうと決めました。

ファーストポイントに選んだのは矢幡ワンド南岸。前日から北寄りの強風で、当日も北寄りの風の予報。 水温が低下しても、強風で寄せられたベイトを夜から早朝にかけて喰ってる、ヤル気満々なバスをダウンショットで獲る作戦です。 レッグワームを2.5ではなく2.9を選んだ理由は、ウィンディサイドで使うので、少しでもアピール力が欲しかったからです。

朝イチの居残りバスを釣るためには、先行者が居ないことが最低条件だったので、スタートの合図から矢幡ワンドのファーストポイントに直行。 「やった~!誰もいない!」と思ったのも束の間、予想外の無風で水がドロッと濁っているのに気が付きました。

生命感ゼロの水を見た瞬間、今年もやらかしちゃったな~f(^_^)と思いましたが、ヤル満なバスが残っていると信じて釣り開始。ダウンショットを撃ち始めて10投以内だったと思います・・・ いきなり上原氏直伝のダウンショットが炸裂!ラインがゆっくり動き出して「マジか!?」とフッキングして慎重にランディング。キャッチしたバスは44cmのグッドコンディション。  してやったり!の最高の展開。

この時点でまだ6:20分。今日はリミットメイク出来ると思いましたが、時間が経つにつれ、今日がタフコンであると分かってきました。 時間をおいて、再び釣ったポイントに入りましたが、ノーバイト。本当に朝イチのタイミングだったんだな~と思いました。

帰着後に5人しか釣れなかったのを知り、ビックフィッシュ賞の獲得でロケットスタートを切れたので、2017年のAOYを激しく意識しました。

<続く>


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