霞探Rの代表は言わずと知れたトーナメントアングラーであり、「霞ヶ浦最強のプロガイド」として名高い松村寛である。つまり霞探Rにはバスフィッシングを生業にしているプロフェッショナルが所属しているのだ。
今回は霞探Rの「12時からの男」大崎氏がKFGへ潜入しディープなレポートをしてくれた。松村寛の人柄だけでなく、一般的に持たれているガイドフィッシングに対する「敷居の高さ」という先入観を感じさせないレポートとなっている。
KFG カスミフィッシングガイド<
(Angler's Comment:大崎 交規さん)
カスタンRメンバーの大崎です。
2014年6月13日、昨年のカスタンR最終戦でいただいた賞品「WBS松村プロによるKFGバスボートガイド」に行ってきました。
普段はオカッパリかフローター釣行の私。生まれて初めてのプロガイドですから期待が高まります。
朝6時に大山スロープで待ち合わせ。
松村プロは私のタックルチェックをしながら希望をヒアリング。
当日のフィールドは前日の大雨による増水と水温低下、おまけにドピーカンの晴れという普通なら「行かない」コンディション。
そこで私のひねくれリクエストは「1本を獲る事には全く興味がありません。難しい状況故にバスプロの釣行を実体験する面白さ・意義があるので、釣らせようなんて考えず、思い通りのプランでガイドして下さい」でした。
ボートに積み込んだのはベイトタックルのみ5セット。普段「1本を獲る」スピニングはこちらからOUTして、マヅメ時不要・ボウズ上等で7時にスタートです。
本湖下流のポイントに到着して、まずキャスティングのチェック&レッスン。
人から教わることの無い、どうしても我流を重ねてしまうキャスティング。とりわけベイトタックルは、遠投は得意でも、ピッチングは肉体的チグハグ感がぬぐえません。
松村プロは私の動作をビデオに撮りながらチェックし、自ら正確で静かなキャスティングを実演してレクチャーしてくれます。これは有り難い。低く遠く飛ばすには、着水音を静かにするにはなど、体の使い方・フォームから細かく教えてもらえ、これだけでもガイドを受ける価値があります。
もちろん、松村プロはシチュエーションに応じたリグ・ルアー・アプローチのアドバイスもしてくれます。私は素直にトライしました。素直こそ上達への特急券ですから。
増水したアシを撃ち、水門・テラスを撃ち、浮き漁礁の下を狙いますが、まったくバイトは得られません。それでも松村プロの丁寧で、時に熱く語り、時に私を誉めてくれながらの楽しいガイドが続きます。
遮る雲の無い真っ青な空から容赦なく陽光が降り注ぎます。シートもデッキも焦げだして流入河川に逃げ込んだ昼前、松村プロに待望のヒット!続いて私にも!
そこから川を往復し、2人で6本の「よく喰っている」バスをゲット。この他にもキャット3本と思わぬバイトラッシュに遭遇しました。
そんな楽しい時はあっと言う間に過ぎていき、スロープ近くの石積を撃っていた17時、雨粒が風に乗って落ちてきたので少し早目にストップ。
普段のガイドでは夕マヅメ狙いでこれから「獲りに向かう」時間なのだそうですが、私はこれで十分満足。
帰着後は、一日を振り返ってのレクチャー。ここでもまた貴重な話が聞け、最後は松村プロが撮った私のキャスティングから実釣のシーン、またレクチャーしている自身のシーンを収めたDVDをいただきました。自習に役立つ嬉しいお土産です。あとはひたすら練習あるのみ。
タックルセッティングも見詰め直して、より思い通りのバスフィッシングが出来るよう頑張ろうと思います。
松村プロ、有意義な一日をありがとうございました。