レポートNo:41
オーナーばり カルティバ「オカッパリフック」「デカッぱりフック」

長年釣りを経験していると、幾度となく経験する「バラシ」。
魚との接点であるフックがこの瞬間に信用できなくなる、という悲しき経験を乗り越え、釣り人は強くなっていく。 そしてたどり着くのは、自らの使用における信頼を勝ち取るフックである。
霞探R県北支部のいしかわ氏は、長年愛用しているカルティバの「オカッパリフック」「デカッぱりフック」をインプレしてくれた。皆さんもぜひ、ご参考にどうぞ。

オーナーばり カルティバ「オカッパリフック」「デカッぱりフック」
(Angler's Comment:石川 智規さん)


魚との唯一の接点である針、「フック」に関しては釣り人それぞれの拘りがある部分ではないでしょうか。 過去に釣り雑誌がフック特集をしたときの反響がものすごかったとの噂を聞きました。 ワームフック一つとっても、ワームのサイズ・シンカーの重さ・ライン、そしてシチュエーション様々な要素によって選択がかわってくる事と思います。

プロアングラーと違いメーカーサポートがないアマチュアである私はいろいろなメーカーさんのフックを使い分けていますが、ノーシンカーリグやテキサスリグには必ずこれを使っています。 それはオーナーばり、カルティバブランドの「オカッパリフック」「デカッぱりフック」です。

ストレートワームやグラブには「オカッパリフック」。
ホグ系のバルキーなワームには「デカッぱりフック」を使っています。


カッティングポイントという特徴的な針先形状で非常にフッキング率が高く、オカッパリフックは、デカバスは勿論ですが、 小バスのバイトもしっかりと掛かるのが気に入っています。 大きなバスはウェイトがありフッキング動作によって魚が動きづらいので自重も利用してフッキングパワーを伝えられますが、 小さなバスはフッキング動作で魚が動いてしまいフッキングが決まらない可能性があります。 しかし、このフックはオートマティックにフッキングされているのでは?と思うほど簡単に針がかりします。メーカーさんに依れば、 『「カーボンスチールの瞬発性を生かしたスプリングバックフッキング」でバネの原理で瞬間的にフッキングを実現する』のだそうです。

この小さな一匹が釣れるのと釣れないのでは大きな差があります。
そう、皆さんご存知の通り霞探Rは入賞レングスがくじ引きのため「まず一匹」の呪縛から逃れるのが非常に大事。 一日をリズムよく釣りが出来れば釣果も期待できます。 さらに個人的に感じるのは、フックポイントの位置が絶妙でウィードレスセッティングが簡単にきっちり出来る、ということ。 針先をワームに隠すと肝心なときに針先が出ずにすっぽ抜け、薄皮一枚で隠したつもりがちょっとしたことで根がかり、なんてことがありますよね。

オカッパリフックはそういった事がなく、高いウィードレス性能とフッキング性能を両立しています。
日頃、防塵挺身隊や53PickUp!で水辺のゴミ拾いをしている我々としては、根がかりをするとガッカリ感、そして罪悪感で釣りどころではなくなってしまいます。

また、デカッぱりフックはスーパーヘビーワイヤーを採用しているので、葦際をタイトに撃ったり、ヒシモなどのパッド撃ったりでも安心です。 そして重心が安定しているので、スイミングでも回転せずに使用できます。 また、釣り具屋さんならどこでも購入できると言っても過言ではないほど入手しやすく、価格も安いのも特筆すべき点でしょう。 消耗品がどこでも買えるという安心感も気に入っています。
(デカッぱりフックに関しては最近、店頭で見かけないのがちょっと残念です。)

長年愛用できるフックに出会え、数々の思い出に残るブラックバスを釣り上げられた事を嬉しく思います。

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