レポートNo:48
ノースフォークコンポジットJ Custom2.0

かの名作漫画「釣りきち三平」の中で一平爺さんは「竿は腕の延長じゃ・・・」と名言を残しています。 確かに言えて妙。釣りをやっている最中に実際にその感覚を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
霞探R第3戦のWinner峰岸さんから優勝賞品のノースフォークコンポジットのレポートが届きました。 使い込んでいる峰岸さんは、今この感覚を感じているのではないでしょうか。

ノースフォークコンポジットJ Custom2.0 SSR64UL
(Angler's Comment:峰岸啓介さん)


2016年霞探R第3戦の優勝賞品として頂いた、ノースフォークコンポジットJ Custom2.0のスピニングロッドSSR64ULについて報告します。

まず手に取って感じたことは、ティップがものすごく柔らかいこと。本当に軽い力を入れるだけでティップが振れます。
しかし、細くて柔らかいわけではなく、ティップやバットも意外と太さがあり、弱々しさは感じられませんでした。トップガイドが一回り大きくセッティングしてあり、これもロッドの振り易さの一つなのだろうと思います。
ホームページで調べてみるとミドストに適したロッドのようでした。このようなロッドは使ったことがないので、使うのがとても楽しみでした。見た目は余計な装飾がされておらず、本当にシンプルで自分的にはとても好み。
好みなものは使っていて自然と楽しくなるのでとても大事な要素ですね。

実際に使用してみるとラインの操作がとてもしやすい。ラインを操っているっていうのが実感できます。
ティップでアクションをつけるというより、ラインで微細なアクションをつけることができるような感覚を覚えます。(実際できているか分かりませんが)。
シェイクをしてもロッドが力を吸収してくれるので、ワームが動き過ぎず、その場で細かい動きを出せます。多少力が入ってしまってもロッドが動きを抑えてくれるので不自然になりません。 虫や水面ピクピクでもいい波紋を出せました。なかなか口を使ってくれない見えバスなどの相手にも力になってくれそうです。

アクションはレギュラーテーパーで、軽い物もロッドに重さが乗り易く、とても投げやすい。いつもファストテーパーばかり使っていたのでこの差はすごいですね。
魚がかかり、テンションが加わると、力に追従して曲がっていくのがとても気持ちいい。とても深くまで曲がってくれるので、急な魚の突っ込みにも対応し、いなしてくれます。 この感覚はなんとも言えないですね。曲がり方が気持ちいいので、ついつい自分でラインを引っ張って何度も曲げて遊んでしまいます。

まだ私にはミドストなんてテクニックはできないですし、使用もまだ数回ですが、このロッドを使い込んで覚え、釣りの幅を広げたいと思います。これで次の第4戦はリミットメイク確実ですね!

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