
昨今使われてきた言葉としては、「春爆」とか「Xデー」なんてものがあったが、今年の霞ヶ浦水系の春を表す言葉は、間違いなく「シャロードリーム」である。霞探R代表のMAC松村氏がこの春、ビッグミノーパターンで良型のバスを釣りまくっている姿をみて、「次は俺だ!!」と思い、意気込んだ猛者たちも多かったに違いない。
そんな中で2月半ばに飛び込んできた一色氏の釣果とその写真は、霞探Rのみならず霞ヶ浦水系を主戦場とするロコアングラーたちに衝撃を与えたのは間違いない。
以下は、その時の様子を一色氏自ら、余すところなく語ってくれたものである。猛者たちよ、刮目せよ!!そして一色氏を崇め奉るのだ。
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NORIES レイダウンミノーMID110
(Angler's Comment:一色 洋さん)
こんにちは一色です。久しぶりのレポートとなってしまいました(汗)
今回は2月半ばに47cmキャッチというシャロードリームの立役者となったノリーズレイダウンミノーミッド110(以下レイダウンミッド)を紹介させて頂きます。
キャストした時の飛行姿勢は安定していて投げやすく、これは特徴の一つであるリップ裏のキャスティングフィンとウエイトバランスの良さによるものであろうと実感。強風下でも姿勢は安定して飛んでいました。
ただ巻きすると力強いウォブリング+ローリングで霞水系でも十分なアピール力。一方で、ジャーキングをするとキレのあるダートで少し変則的?と感じました。
後でボディ背面後方にある「バックロールウェイト」による効果だと知りました。
これらの統合された独特なアピール力がバスを寄せるのかなと思いました。
レイダウンミッドはサスペンド、フローティング、ハイフロートの3モデルがありますが、私はフローティングをメインに使用しており、サスペンドは細軸フックに交換しスローフローティング仕様にして状況に応じて使い分けています。
オカッパリの機会が多く、根掛かり回避が最優先というのが理由です。
この日は南西の強風、日中は20℃近くまで気温が上がり、バスアングラーにとって期待大の状況だったと思います。しかし、風の当たるポイントは思った以上の強烈な風と波で釣りにならず、
少しでも状況がマシなポイントを探し、風が吹き抜ける形となっていたあるポイントでカンムリカイツブリらしき鳥が岸近くで何度もダイブするのを目撃しました。
もしやベイトが寄っていてそれを狙っている魚もいるのでは?と思ったのと、そこは広範囲なハードボトムで起伏もあり、バスにとって避難、待ち伏せには絶好の場所であろうと考え、ここでやりきろうと決断。
ただ巻き、ジャーキング、ハードボトムに当たればステイさせ、そこからのジャークなど色々試しました。30分位経過し、岸近くでジャークした後、突然強烈なバイト!まさに狙い通り。
見えた魚影は50cmあるのではと思うほどの魚体。無事にランディングし、計測すると・・・惜しくも47cm。50cmまであと3cm足らずでした。とはいえ、この状況でグッドコンディションのバスを手にできた事は嬉しかったです。
この魚をキャッチできたことで、レイダウンミッドが私にとって、この時期の要ルアーの一つになったのは間違いないです。
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