レポートNo:56
BOREAS モザイクジグ

琵琶湖で生まれた「スコーンリグ」は、ロングシャンクフックのフットボールジグに大きめシャッドテールワームをセッティングし、 もう10年以上前から春の釣りの代表格として琵琶湖で親しまれてきた。今や全国的にスイミングジグ、というメソッドとして昇華されていった。 ゆえに、使うシチュエーションや時期は関東のシャローレイクにおいては、別のオリジナリティが生まれ、そして成長していると言って過言ではない。 そして当然、ジグそのものも進化し、そのうちの一つとして生まれたのが、このBOREASモザイクジグである。

霞ヶ浦だけでなく、牛久沼にも足を運んでいる岩瀬氏が、モザイクジグのインプレ、というよりは、オススメな使い方、さらに他の製品との使い分けの仕方までを紹介してくれている。 琵琶湖のルアー、シチュエーションに合わせることで、関東でも充分その力を発揮しているのである。

BOREAS モザイクジグ
(Angler's Comment:岩瀬和規さん)


岩瀬です。

私がレポートさせて頂くのは、最近流行っているスイムジグ、その中でも今年ナイスフィッシュを自分にもたらしてくれたボレアス・モザイクジグについてレポートします。

私は早春の牛久沼にてナイスコンディションな太いバスを、そして最近涼しくなってきて秋の霞水系をこのモザイクジグで楽しんでおります。 琵琶湖産まれのルアーではありますが、関東のフィールドでも良い結果を出してくれています。

フックサイズが大きい為フッキングは抜群で、4.5インチ以上のシャッドテール系ワームと相性が良いです。 フックアイがワイヤーであり、ヘッド部より少し離れている事でトレーラーワームの本来の動きを殺さず、トレーラーのチョイスにより、波動を意図して変える事が出来ている気がします。

朝夕のフィーディングタイムや天候のタイミングで巻物がハマる時に、スピナーベイトやクランクベイト等のハードベイトに比べ、ナチュラルに演出を出来るので、 少し波動を変えたい、弱めたい時に使います。

1/4oz、3/8oz、1/2oz、3/4ozと4タイプの重さがラインナップされていますが、シャローな霞水系では1/4ozの出番が圧倒的に多いです。 水深1m未満のシャローフラットを広く探ることができ、良い魚を連れてきてくれます。

カバー攻略にはモザイクジグではなく、ヘッドにアイが固定されたタイプのスイムジグの方が根掛かり回避しやすく、 状況に応じて使い分けをするのがオススメであり、秋のスイムジグを楽しめます。

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