霞探R

思い起こせば10年前・・・2012年。
栄えある霞探R第1戦は4月12日に開催され、その1回目の優勝者が何を隠そう今回の優勝者である武江氏であった。
霞探Rの節目には必ずこの男の足跡が刻まれるので・・・あろうか?!(笑)
節目の男の渾身のレポートをご堪能頂きたい!!

2022年10月2日霞探R最終戦が稲敷・麻生エリアにて開催されました。 例年このエリアは8月上旬に開催される灼熱大会ですが、今年は秋真っ盛りの10月。 一体どういった戦いになったのでしょう?

先ずは、自分の釣りから。
「やっぱ秋は巻モノ
ということで、朝一集合場所近くのストレッチでクランをマキマキ。2時間近く粘るものの全くの無~。 「今年は9月も暑かったから秋はまだなのか?

「ということは夏?」

「ならば夏定番のカバー撃ち!」ということで北水路のカバー撃ちに移行。
ここのカバー撃ちの肝は色々あるけどマストは2点。
・強靭なタックル
ヘビーカバーやブッシュの中の魚もぶっこ抜けるような強いロッド&ライン。 因みに今回は「フリッピングロッド+PE4号(60LB)」でトライ。
・狙うは足元
水が見える所は無視。足元カバーの中の中。そこに水があることを信じて撃つべし! 「ポチョン」の音、それはアタリフラグかも!?

移動後、夏パターンがまだ有効であることを信じて足元を 「撃つべし!撃つべき!!撃つべ~し!!!

しかし中々アタリがありません。
前週の台風襲来で季節が一気に進み「2022夏終~了」の気配。
でも他にバックアップ・パターンを持っていないので、修行のつもりで、ひたすらこの釣りをやり通すことに。 「魚はいる。絶対まだいる。

自らに言い聞かせ撃ち続ける事約1時間。
「ポチョン」音の直後、グっと待望のアタリ。
渾身のイナバウアー・フルフッキングを決め、AM9:17分、待望のファーストフィッシュ! サイズは39cmだけど脳汁出まくりっす。

脳汁が収まるまで10分ほど一休み。一服後、カバー撃ちを続けましたが、アタリがあってもフッキングですっぽ抜け。 タイムリミット直前の12:30頃、やっとフッキングが決まりカバーの中から25cm弱のバスがロケットの様に空中発射。
「何とかリミットメイク」と思い気が緩んだ瞬間、ラインも緩み無念の空中オートリリース。
で、そのまま帰着。

結局、虎の子39cmが、2012年第1戦以来10年半ぶりの2勝目を呼込んでくれました。
私の釣りは以上であります。

「え?お前のことはどうでも良い」って?すいません。
では、他の皆さんの釣りはどうだったのでしょう。
参加29名中22エントリ。エントリ率7割6分、3/4と中々の高打率。
エリアとしては野田奈川をメインエリアとした人が10数名と約半分。他は北水路、浮島新川、新利根など数名ずつ。どこも台風による状況変化でイージーではなかったとのこと。
そんな状況でもしっかり釣ってくる霞探Rメンバー流石であります。 そんなメンバーの中でも特にお見事だった選手をご紹介します。

まずは大人の魅力、ダンディー上原さん。
この状況変化の中、な、な、なんと7匹!!
一体どうやったらこんなに釣れるのか一度ご指導頂きたいっす。

数で言ったらこの方も異次元。霞探Rが誇る外道王ウメちゃん。
目標は何と「ギル100本!!」。結果、目標達成はしなかったものの60本以上の乱獲。しかもきっちりバス複数釣ってくるなんて恰好良過ぎ。

そして、ピチT大好き(?) サトタクさん。
今回メンバーがサイズアップに苦労する中、パラダイスを求め秋鮭のようにひたすら川を遡上。そして昼前に待望の41cmを釣り上げ見事第4戦Bigフィッシュ賞をゲット。

そして最終戦ということで、霞探R 2022年間成績(AOY)の行方はどうなったのか?

まずは第3位。「Mr.ユイ」こと高杉選手。
23cm、12cmの2本。今年はフル参戦でしっかりTop3入り。2018年のAOY、さすがであります。

続いて第2位。霞探R屈指のテクニシャン山崎選手。
釣った魚は40cm、35cm、35cm、19cmの4本。しかも今回唯一の本湖バス。
霞探Rだけでなく、9月に行われた「第二回ブラックマリアオカッパリ大会」でも優勝。巷では「釣上手」と書いて「キハチロー」と読むと言われているとか、いないとか。

いよいよ2022年霞探R、AOYは…ダダダダダダダ(ドラムロール♪)
第1位、「天下無双インパクこと高橋選手。

37cm、35cm、他に20cm前後を3本。流入河川の大減水を見て他の選手が諦める中、魚の付場をしっかり把握し確信をもっての釣り。最終戦プレッシャーのかかる中、全部で5本って…まさに超絶無双。
今回で3度目のAOY。あと2回で霞探R初のスーパー王者誕生⁉ インパク君ならサクッとやっちゃいそうっすね。

ということで2022年度の霞探Rも無事、終了しました。今年も楽しみながら色々勉強になる大会でした。
こんな大会が出来るのも協賛メーカー様、運営スタッフ、そして偉大な霞ヶ浦のおかげです。
本当に感謝、感謝。

そうそう、来年はレギュラー戦とは別に
・「フュージョン!!合体で戦闘力大幅Up「ペア戦」とか
・「フナに始まりフナに終わる⁈」簡単だけどDeep「ホソ限定小物五目戦」とか
・「霞ヶ浦のキャッチ&イートとと言えば季節限定「AB戦」とか
・「あれ?何か細くて銀じゃね?」80Upも夢じゃない「BじゃないよCバス戦」なんてのも楽しそう。
ということでまた来年もよろしくです。

武江 健二

今大会、以下の協賛各社、協力各社にサポートいただきました。まことにありがとうございました。

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