霞探R

いや困った・・・。今回は本当に困った・・・。
コロナ過に見舞わてからの霞探R最大の試練だったかもしれない。大会1週間前に報告会の会場がNGになってしまたのである。
通常の公共施設を利用させて頂き毎回報告会を実施させて頂いているが、こんなに土壇場での代替会場の準備は限りなく困難であり、大会開催も危ぶまれた。 しかし、WBSの村川プロが運営をしている「美浦村週末カフェ」の敷地を急遽提供いただけることになり、無事開催にこぎつけることができた。
改めて急なお願いに快く会場を提供いただいた村川プロに感謝を申し上げます。
そんな第3戦。お祭り騒ぎのような好釣果となった戦いを制したのは、AOY経験者のこの方でした。
レポートの塩梅も・・・流石である!!

2021年8月1日 カスタンR第3戦が稲敷・麻生エリアにて開催されました。
不安定な世情は土壇場になってこの大会にも影を落としましたが、スタッフの大変な尽力とWBS村川勇介プロの暖かいサポート、参加者の無事故/トラブルフリーで笑顔の御披楽喜となりました。 すべての皆様に感謝して、この暑くも楽しかった一日をレポートします。

すっかりお馴染みとなったこのエリアでの大会ですが、今年は大山・古渡・小野川が第2戦に組み込まれたために除かれ、代わりに本湖東側の麻生地区(城下川まで)が加わりました。
大きなゾーンで分けると、(1)西の洲干拓エリア、(2)新利根川エリア、(3)本湖和田・洲の野原・浮島エリア、(4)本湖東岸・麻生エリア、となるでしょうか。
ちなみにこの日の天気予報は晴れ・予想最高気温32度・風は6時に南東1mの「微」でしたが、なんと9時頃は風力0mの「静穏」。
そんな猛暑の中を駆け抜けたメンバーの釣果や如何に。

(1)西の洲干拓エリア
南/北水路、野田奈川、浮島新川にて毎回数多のバスがキャッチされるエリアですが、この日も多くのメンバーがエントリーし、スキル全開で釣りまくりました。 報告された総数は実に81本。多くが10~20cm台ながらも、42cm(高橋インパク氏)、43cm(武江氏)と良型もゲットされてまさにオカッパリ天国。 特に武江氏が入釣したポイントは、錆びた欄干、古びた小水門、朽ちた桟橋を覆う水草、など風情があり私個人も好きでよく訪れていましたが、この日は武江氏・石川智規氏他の各氏が多くのバスをキャッチされたようで感嘆しました。
また、濁りのきつい野田奈川支流での釣果(高杉氏、山﨑キハチロー氏、渡辺佳夫氏)も報告され、メンバーのアグレッシブさがうかがえます。
尚、西澤俊一氏は10cmのバスを「補導」。梅里氏はギル50匹を「乱獲」。ファンの期待に応える見事な職人技に惜しみない拍手が贈られました。

(2)新利根川エリア
西の洲に次ぐ人気エリアで、サイズは一回り大きい20~30cm台主体の21本がキャッチされました。良型は43cmが2本(上原氏、山﨑キハチロー氏)。両氏ともカスタンRを代表する実力者だけにさすがの釣果です。
印象的だったのは内田氏。主戦場とみられていた野田奈川を捨て新利根川に注力して27・24・38cmと3本キャッチ。確実性より型を狙った「試合」感たっぷりの釣果でした。
また、岩瀬氏は27・30・28cmをショートキャロ、タイニーブリッツ、ダウンショットと別々のセットでキャッチ。私は同じセット・同じルアーを終日引き倒してしまいがちなので、これは見習いたいです。

(3)本湖和田・洲の野原・浮島エリア
近年動画で取り上げられる和田湾下流の水門関連ストレッチや境島の石積、常陸利根川に面する水門などの名ポイントが繋がるこのエリア。5年前の大会では和田を上がった先の水門で50upがキャッチされるなど一発の魅力を秘めています。
今回の報告は1本、44cm(WBS松村プロ)。私はプラで良かった野田奈川出口水門をチェックしましたが無音でした。

(4)本湖東岸・麻生エリア
北利根大橋を渡った牛堀(永山)から城下川までのエリア。今回の帰着場所が大山ですからまさにエリアの最果て。移動時間のリスクを取ってルビコン河を渡ったのは、高橋インパク氏、江頭氏、私の3人。
私が向かった理由はずばり風向きでした。朝の風表ならば回遊バスが必ず差してくるはず。結果、漁港の外壁部分を探って29・40cmの2本をキャッチ。
カスタン随一の大物師の高橋インパク氏は川筋を探って25・45・43cmをキャッチ。2年連続AOYにしてカスタン年間レコード(315cm)保持者の実力炸裂。氏は南水路でも42cm他総数6本を獲っていますので圧巻のAODでした。
江頭氏も牛堀(永山)にて29cmをゲット。ゴロタ原をダウンショットで狙うという玄人技、シブい。
このエリアでは全体で6本の報告となりました。

以上、実釣場所のカウント間違いは御容赦いただくとして、総数109本。なんと参加31人中29人がバスに触れた結果となり、さらに27人がリミット2本達成。最多キャッチは飯島氏の10本。
御家族で参加された皆様(佐藤家、峰岸家、西澤家、石川家、渡辺兄弟)も複数のバスをキャッチされました。毎回運営に実釣時間を割かれるスタッフの皆様もしっかり複数キャッチ。さながら真夏のカーニバル、花火大会のような華やかさでした。

第3戦の各表彰です。
優勝:大﨑 2位:岩瀬氏 3位:長谷川氏
ビッグフィッシュ賞:高橋インパク氏 敢闘賞:高杉氏 外道賞:梅里氏
長谷川氏はクランクベイト「クラッチ」による南水路での21cm他合計2本をウエイインし初の3位ゲット。氏の長い参戦歴と毎回の印象的な活躍に敬意を表します。

記念すべき10周年の今年も残りあと1戦となりました。ここでAOYレース暫定順位を見てみましょう。※あくまで私的メモをもとに算出していますので間違いは御容赦下さい。

1位:藤咲氏201cm 2位:大﨑169cm 3位:上原氏155cm
4位:内田氏136cm 5位:中村昌広氏135cm 6位:高橋インパク氏132cm

藤咲氏と2位との差が32cmもあるので、藤咲氏は次回70cmで絶対数、60cmでも安定数でAOY獲得と、もうゴールが見えている鉄板状態です。波乱があるとすれば悪天候・悪状況により藤咲氏が苦戦した場合でしょうか。
万が一ゼロ申告だった場合、一気に複数メンバーに獲得チャンス到来ですね。氏との差が100cm以内のスコアをお持ちの方は全員チャンスがあります。※実際に2017年の最終戦は台風下で行われ、ウエイイン6人、暫定1位と2位がノーフィッシュ、ビッグフィッシュ賞は35cmと大波乱でした。
最終戦は10月3日(日)。今とは気候も社会状況も違うと思われ予測は不可能ですが、きっと賑やかなグランドフィナーレになるでしょう。
また皆様と釣り会える日を楽しみにして、END。

大﨑交規

今大会、以下の協賛各社、協力各社にサポートいただきました。まことにありがとうございました。

今回会場として利用させて頂いた「美浦村週末カフェ」は、村川プロ夫妻が大山スロープ近くの鹿島海軍航空隊車庫跡地で運営する週末限定のカフェです。 バサーには馴染みの場所でもあるので、近くに釣行した際はぜひ立ち寄って見てはいかがであろうか!

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