霞探Rが生まれて10年。
前身の「霞ヶ浦ジグソーパズル探偵団」が2000年からスタートしているので、合わせれば23年の歴史がある・・・まあ日本最古参級のおかっぱり団体は間違いはないであろう。
その間、様々な困難に直面し、その度に様々な工夫とたくさんの支援を頂きながら現在の霞探があるのである。多謝!!
新たな10年に船出した霞探R・・・ではあるが、まあいきなり北浦の試練に遭遇してしまった訳ですよ!
その辺り、石川さんのレポートをご一読あれ!
2023年4月16日霞探R2023の開幕となる第1戦が北浦で行われました。
先シーズンの最終戦はまだ残暑が残る10月初旬でしたので、
実に半年ぶりとなり早朝のミーティングでは雨上がりの肌寒さと裏腹に参加者は「絶対釣ってやるぜ!」という熱気ムンムンでした。
更にその場が熱く感じたのは、霞探Rメンバーのプロボクサーでもある青山君が明後日に試合を控えるなか、
試合に対する意気込みを語ってくれたせいであることに違いない!!
しかし、熱気はあるもののみんな口々に「やべー、釣れねー」「どこ行ったら釣れるんだぁ?!」と
プラクティスで散々苦しんだ様子。
そういう自分は先シーズンの最終戦以降、この初戦の前週に別エリアで釣りをした以外バスフィッシングを封印していたため釣り感覚ゼロ。
魚の動きを追う釣りはできないので、先ずは「場所ありき」の釣りをしようと前日に考え、絞り込んだのは二つのエリア。
①水原エリア 石積みのインサイドは釣り人が多く、魚へのプレッシャーが高いので、一番下流側の石積み~水門~岬までのエリア。
②江川の河口エリア 護岸の足元&河口、ブレイクとスポーニング絡みの魚が動きそうなエリア。
集合&スタートの道の駅潮来から近く、魚影も濃いと思われる水原エリアを第1候補。
朝イチは水面ベタ凪ならばトップウォーター、波っ気があればジャークベイト→スピナーベイト→ミノー→クランクベイトで、
フィルターユニット周辺はワーム。
水原エリアが9時過ぎまで無反応であれば江川エリアに移動し、ブレイク絡みはジャークベイト→スピナーベイト、
護岸際はワームで狙うと前日に妄想フィッシング。
北村さんのスタートコールで各自一斉にスタート!
水原エリアに一目散に行ってみれば、やりたかったエリアがガラ空き!
弱めの横風が吹いてさざ波立っていたのでジャークベイトとワームのロッドを用意し実釣開始!
エリー115TWを去年の第3戦優勝賞品でいただいたノースフォークコンポジットさんのNFX-PRO C65M+でやる気がある魚へアプローチ開始。
リズムよくジャークできるロッドは超楽しい!でも反応なし。
フィルターユニット周りをストレートワームでチョンチョンすると2投連続でクンクンっ!と反応あり、しかし釣れず。
ブルーギルかスポーニング中のバスなのかを確認するため、スピニングタックルに替えて丁寧に探るも、水鳥の捕食行動で場を荒らされて沈黙。
ワームを小型フローティングミノーに結び替え、護岸と並行引きで中層を引いては止めるを繰り返していたところ、スゥーッと重みを感じたので巻きアワセ!
特に暴れることもなく魚を寄せられたのでフッキングを確認すると、前後のフックがしっかり掛かっているしそれほど大きな魚でもないのでそのまま抜き上げ!
大きさは29センチでしたが、コンディションは抜群の体型でコロンコロンのバスでした!
周りで釣りをしていたメンバーは「北浦にバス居たんですねぇ!」と驚くほどの反応がない状況でしたので超うれしかったです。
ちょうど風向きが変わったタイミングで釣れたので、このタイミングで活性が上がった魚を狙うべくジャークベイトを試すも肩透かし。
スピナーベイト(バクシンデザインのディアブロ)に結び替え、ミノーで釣れたレンジを巻きマキ。
水門~岬方面に移動し、数投目に思わずニヤリとする重さが!
そのままフッキングモーションに移ったらなんとスッポ抜け…。1匹目とは全然違う手応えだっただけに残念。
その後、クランクベイトも試しましたが何の反応もなく終了時間を迎えました。
今回なぜハードベイトをメインにしたかというと、前述のとおり水原エリアは超メジャーポイントゆえにプレッシャーが高く、ワームに対してスレてるだろうし、
ライトリグ系の釣りがそもそも苦手。
ならばハードベイトでやる気満々の魚の目の前に送り込んでやれば喰うだろうと、中層のタナを意識して釣りをしていました。
そして使っていたスピニングロッドはフェンウィックのLINKS-CT65SLP+J クリッタースティック。
本来であればPE+フロロリーダーで野良ネズミや高比重ワームでカバーを狙うロッドですが、汎用性が高くフロロやナイロンラインでも快適に使用でき、
オカッパリに最適。6フィートモデルよりも張りがありながらもソリッドのティップでピュンとキャストもできるので、ワームから小型プラグまで快適に使えます。
副次的なメリットでは、車に余分なタックルを残したくない昨今の悲しい状況にも安心です。
さて今回の霞探R2023年第1戦の全体に目を移すと、参加者30+1名でウェインされたバスは私の釣った29㎝1匹と、藤咲氏が山田ワンドで釣った38㎝の1匹の合計2匹のみ!!
バラしのみが4名ほど。外道のみが6名ほど。
スタート前ミーティングで松村代表が言っていた「魚を釣ってきたら偉いと言えるほど厳しい状況」が現実のものとなってしまいました。
入賞者を決める霞探R名物の抽選も、2を引くか3を引くかで優勝・2位が決まる1度のみの抽選。
その緊張の入賞抽選で見事2が引かれて私が優勝となり、見事栄誉を勝ち取り超うれしかったです。
優勝賞品のノースフォークコンポジット社のZS62UL DSを頂きました。
こちらのロッドは私が苦手なドロップショット用だと言う事なので、苦手を得意に変えてくれそうな気がして楽しみです。
激タフな北浦大会でしたが、釣れてくれた1匹と愉快な霞探Rメンバー、そしてたくさんのスポンサー様に感謝です!!
ありがとうございました!
石川智規