霞探Rの特徴の一つにミステリーレングスがある。これはその大会中に釣った魚のサイズをランダムに選出し、その結果でその大会の1等賞(w)を決めるもので、あまたあるトーナメントの中で唯一のシステムであろう。
ただ運だけでは無い。前提としてその日の状況を見極め、釣果を得たうえでのギフトであるわけである。
今大会もそのギフトを初めて得た猛者が一人。喜びのレポートをどうぞ!!
2024年6月30日に霞探R第2戦が霞ヶ浦南岸~小野川で開催されました。
慣れ親しんだいつものエリアなのですが、今回はなんとあの川やあの水路がエリア外ということで、
「本湖は厳しいし、とりあえそんな雰囲気の中、松村さんの「とにかく朝が大事!朝のうちに釣らないとキツイ!」のアドバイスにみんな気合いが入ったのか、
それぞれのファーストポイントに向けて意気揚々とスタートしたのでありました。
「まずあそこでサイズは小さくても一本釣って安心したかったのに」と考えてたメンバーもチラホラといて(もちろんワタクシも)、
いつもなら余裕の表情のメンバーも若干困惑と不安気味。おまけにまだ梅雨明けしてないのに夏のように暑くなりそうな天気予報。
いつもなら多くの釣果が上がって集計はタイヘン。
ウェイインした全員に優勝の可能性があるので逆に期待度激低のこの時期のこのエリア。
ですが今回は特に悪天候などの影響はなかったのに総勢34名中ウェイインしたのは14名(ウェイイン率41%)という結果となりました。
昨年はほぼ同じエリアで88%だったので、やはり今回外れたあの水路や川がエリアに加わるのか否かでこんなにも差があるのかと大変興味深い結果となりました。
それでもスポーニングもひと段落し、水温も上がって釣りしやすいこの時期。釣る人は釣って来ますね。
10cm、20cm台を中心に30cm、40cm台も複数釣果報告がありました。
内訳として1尾のみが5名。2尾以上が9名、ゲストフィッシュのみが7名。
まあまあ釣れた印象ではありますが、釣れなかった人はもちろん、釣れた人も「厳しかった」とのコメントが多くありました。
エリア的にはほとんどが小野川、M水路。本湖では北村さんがスタート直後の朝6時に38cmをPTD+テナガホッグで釣り上げた1尾のみ。
釣れたルアーはソフトルアーが大多数を占め、ハードルアーでの釣果は松村さんがOSPのラウダー50で
39cm、お久しぶりの2018年AOY高杉さんがティムコのキュアポップスピンで29cmと2尾だけでした。
そして今回の入賞者ですが、1位は私、小林です。
最初に入ったM水路の下流部ではバイトもなく移動途中で会った梅ちゃんに声を掛けたら「もう釣れた」とのことだったので、
梅ちゃんの好意で場所をシェアさせてもらい、釣り方も教わっての釣果でした。ルアーは以前協賛品で頂いたハイドアップのオスマンダをカットしテール部だけをノーシンカーで使用。
様子を見ようとポイっとしたら足元からバスが飛び出てきてそのままバイト。そのバスが第1戦ノーフィッシュから脱出させてくれた貴重なバスでした。
まさかそのバスが初優勝をもたらすとは思いませんでした。もうほんとに梅ちゃんのおかげです。ありがとう梅ちゃん!
2位は小野川支流で40cmをPTD+テナガホッグで釣り上げた渡辺(弟)さん。釣れた時間が6時30分。やはり朝が大事ですね。「久しぶりの40upです」とのこと。おめでとうございます!
3位は上原さん。M水路で27cm3インチのストレートワームで。きびしかったと感想を言ってましたが、ここぞと決めたストレッチを諦めることなく集中力を切らさずしっかりと釣ってくるのは、さすがチャプターショア部門AOYアングラー。お見事です!
BIG FISH賞は霞探R屈指の実力者、キハチローさん。M水路にて12時30分に釣った46cm!プラもしっかりとやり、当日も「デカいのしか狙ってません」とブレずにコメント通り「やり切って」の受賞。おめでとうございます!
敢闘賞はウェイイン率上昇中の峰岸(父)さん。
技能賞は唯一の本湖フィッシュをウェイインした北村さん。
ゲストフィッシュ賞は今後の梅ちゃんのライバルになるのか!?の青山さんでした。
今回の結果を振り返ってみると、横より縦のアプローチでの釣果が目立ちましたね。釣れた時間はやはり朝が多く、ハイプレッシャーなフィールドではポイント選び、タイミング、アプローチが少しでもズレると釣果に大きく影響するので勉強になる大会でした。
次戦から後半戦に突入です。AOY争いはどのようになるのか楽しみですね。
ただエリアはあのエリア!次もキビシー!どーしよー!という感じですが、みなさん楽しく頑張りましょう!
今大会も無事に終了しました。運営スタッフの皆様、霞探Rメンバーの皆様ありがとうございました。
またいつも応援していただいております協賛各社様、協力各社様ありがとうございました。
ということで今回のレポートは小林がお届けいたしました。
小林 寛幸