霞探R

最初に言い訳を・・・。このレポートはもっと早く掲載する予定だったのですが、同時期にNorthForkCompositeのレポートが重なってしまい、掲載の順序を勘違いしていました。 レポートを書いて頂いた石川さん・・・申し訳ない!!
順番が入違ってしまうほど霞探RではNorthForkCompositeのレポートが多いと言う事で、それはレポートを上げなくてはいられないほどの良さをこのロッド群が持っているという事であろう!! 今回の番手もかなり具体的なメソッドにあったロッドの様・・・やっぱり良いね!NorthForkComposite!!

No.75
NorthForkComposite NFX-PRO C65M+
(Angler's Comment:石川 智規さん)

霞探R 2022年第3戦にて優勝し、ノースフォークコンポジットさんのロッドNFX-PRO C65M+を頂きました。 まずは、製品特徴をホームページより抜粋しますと、

NFX PRO C65M+は、より大きなルアーを、より鋭く、より大きくスライドダートさせるためのハードジャーク専用モデル。 通常のジャーキングでは魚からの反応を得ることが難しい時や、捕食しているベイトのサイズが スタンダードジャークベイトの大きさを遥かに上回っている時など、リアクションの要素をさらに高める手段として有効な ビッグミノーによるハードジャーキングに対応したモデルです。
コンセプトはスラッシュジャーキング(Slash Jerking)。水をスラッシュする、つまり、切り裂くようにクイックに ルアーを動かすためのロッドです。
ジャークベイトの他にも、大型のペンシルベイトやスイッシャーなどのトップウォーターの釣り、 さらには、リップレスクランクやミッドレンジクランクを使った中層のハイスピードリトリーブにも適したロッドです。(引用終わり)

私自身、ハードジャーク用のロッドを持っていなかったので、非常に楽しみなロッドです。
賞品を受け取り、グリップを握った感じはやや細身で握りやすいうえ、トリガーも薄めで邪魔になる感じがなく好印象でした。 長さも6.5フィートで遠投ができつつ、車に積むにも邪魔にならなそうなレングスです。
このロッドと組み合わせて使うルアーは、手持ちの中からペンシルベイトならサミー100、クランクベイトならデカビーツァ、開発クランク B-Trek MRもいけそうか。 ジャークベイトならエリー115TWあたりで、フィールドコンディションで使い分けできそうと感じました。

レポート釣行に行った日は、台風8号が最接近する前日で霞ヶ浦は南からの強風で激荒れの気配漂うコンディション。 地形と沖側の矢板によって波風がブロックされる東浦流入河川河口部にて実釣開始。
ロッドと組み合わせたのはニシネルアーワークスのエリー115TW(115mm、17.1gのトップウォーター的なミノー)に サンラインの磯スペシャルテクニシャンの5号(ナイロンラインの20ポンド相当)
ルアーをジャークしてみるとメーカーさんの言う通り、ルアーがキビキビと動く!
硬いロッドでルアーを動かすと、まるで棒で引っ張っているかのように操作感が無くなりがちですが、 C65M+は張りがありながらキチンとロッドが曲がり、すっと戻る。キレのいい連続ジャークが気持ちいいです。 柔らかめのロッドと同じジャーク量でルアーが動くのを逆手に取れば、ジャーク量が少なくても柔らかめのロッドと同じ動きをルアーに与えられます。 キャストフィールも良く、ルアーのウェイトをしっかりと感じながら投げられます。
あえて強風を横から受ける方向にもキャストしてみましたが、風に負けることなく遠投することができ、6.5フィートという絶妙な長さが キャスト時のラインメンディングのしやすさにつながりました。

また、その長さは足元の護岸に沿ってジャークしながら誘うにも丁度よく、そのパターンで開始早々に30cmのヤングを捕獲。 しかし、そのサイズのバスではロッド性能を感じるまでもなく抜きあげ完了。
これで実釣レポートが書ける事にはなりましたが、ノースフォークコンポジットさんにも申し訳ないので強まる風の中、さらにジャーキング! 護岸が緩やかに傾斜し沈んでいるピンスポットの向こう側にキャストし、2ジャーク1ポーズで誘うとズシンとした重みとともにグイグイと走り出し、 1匹目とは全然違う重みが伝わってきますが、余裕のロッドパワーでバスを寄せられます。
ランディングネットを伸ばすのに少しもたつきましたが、ロッドが程よく曲がってくれるので硬いだけのロッドだとヒヤヒヤするような瞬間も余裕です。 2匹目は丸々としたコンディションのジャスト40cm!
激荒れの霞ヶ浦でもエリアを考えればハードベイトゲームが楽しめます。 最高の入魂釣行に気分上々で、さらに風が強くなり始めた霞ヶ浦をあとにしました。

ジャーキングというと春先のビッグミノーパターンという印象が強いかもしれませんが、一年中ジャークパターンはあるし、 夏のペンシルベイト・スイッシャーパターン、秋の巻物パターンにも使えるNFX PRO C65M+は手放せないロッドになりそうです。 最終戦でAOYには手が届きそうにありませんが、このロッドがまた活躍してくれることと期待します。

石川智規

ページのトップへ戻る